胡蝶の夢 作詞・作編曲:Divina Commedia 歌:真理絵 揺らぐ事ない空 青く白く澄み渡り 燦然と太陽が聖らな姿を誇る 朧な浮雲は柔らかな風に消え 遮るもののない陽射しが降り注いでいる 雪の下 待ち焦がれていた季節 敷き詰めた花と葉は 朝露の名残抱き 真珠色の輝きを刻み込んでいく 春の香り満ちて 再誕を告げる息吹 目も眩むほどに 彩られ匂い立つ命 麗らかに照り映える銀の芽生え 色付く世界に 魅せられるように 舞い降りた目覚めの使者 それは ひらり ふわり 風に踊る 太陽が使わした春の精 軽い翅を 薄く透かし 空の無邪気さを大地に映す 霓裳羽衣の 陽射しを纏い 悠久なる願いを囁いて 蒼穹の下 光に染める 祝福の祈りを振り撒きながら 鮮やかに煌き 虹色に潤った 咲き誇る者達の想いをその身に乗せ 互いを見初め合う 淡い恋心を運び 巡り行く時を 今 永久へと繋ぎ止めていく 現し世に覚めぬ夢を溶かすように 寄り添い合いながら 暖かな陽射しを受け 赤ら引く二人は優しく微笑みつつ 同じ世界に生きる喜びを噛み締めて 限りない未来を縦横に織り成していく 紡ぎ出す 潰える事なき奇跡 仰ぎ見た空に満ちた光の 眩しさに手を翳した先に 春と夢が 混じる狭間 荘周の夢の中に迷い込み 桜の花が舞い散るように 幾重にも取り巻く蝶の群れ 光の飛沫 翻しては 射付けている陽射しと縺れ合う 赤烏の羽根を姿に変えて さぁ 光彩陸離に飛び回れ 高く ひらり ふわり 風に踊る 太陽が使わした春の精 軽い翅を 薄く透かし 空の無邪気さを大地に映す 霓裳羽衣の 陽射しを纏い 悠久なる願いを囁いて 蒼穹の下 光に染める 祝福の祈りを振り撒きながら